温見峠 2010年7月18日   
◆温見峠 (その1)
 ロードをするようになって酷道157号線を通って温見峠が憧れでした。
根尾川沿いに国道157号線の山間をCAAD9で走っていて根尾能郷の行き止まりのゲートで、この先から福井に行けると思うと美濃と越前は意外に近いのだと思い行ってみたいような気に漠然となっていました。

 温見峠は能郷白山の登山口として知ってはいましたが自分は根尾能郷から能郷白山には何度も登っていましたからロード以前は それ程興味はなかったのですがロードが温見峠の熱を一気にあげました。

ネットで温見峠を知るようになってから国道157号線が酷道157号線で酷道界のキングロードと知るようになって身近の道が全国的な酷道マニアの憧れと知るようになって温見峠に絶対に行かなければと思うようになりました。



◆温見峠
 温見峠には今年の夏にキャノンデールF2で行くつもりで計画をしていましたが自分のロードの師匠のYAMADAさんが鯖江から仲間と温見峠を超えて美濃に来ると聞いていましたの視察を兼ねて行けたら行ってみようと・・・・

洗い越や崩壊の恐れは重々覚悟していました・・・
というのは2日前は岐阜の時で激甚災害にしてされた大雨が降って酷道157号線や折越林道が通行止めになっている恐れもありましたが行ってみたいという興味が勝っていましたので天気も予報では良さそうでした曇り空でも決行しました。



◆折越林道
 折越林道は根尾上大須の越田土からスタートします。

この先200mほどにゲートがあり災害時には閉まっていますが、この日は大丈夫でしたが気がかりは先に折越林道を行った時に工事で折越林道終点付近で時間帯通行止め・・・通行止め時間が3時間以上に及ぶので温見峠をあきらめて引き返した・・・・が土曜日でも行われているかが心配でしたが樽見付近で工事休校の看板で安心しました。

問題は大雨の余波が残っていないかです・・・



◆折越林道峠
 折越林道は川でした・・・

やっぱり先の大雨の影響で山からの水で折越林道は登り始めの激坂は路面に水が流れて川のような状態で力を掛ければタイヤはスリップするしジャージもシューズもびしょ濡れです。

7月10日に初めて折越林道を通った時は足付きをしてしまいましたが今回は2回目で峠までの道も覚えていますので何とか足付きなしに登り切理ました。

これからのくだりは沢の水が道路に流れ込んで洗い越のようになってる箇所もありました・・・先が思いやられいます



◆根尾越波
 無人の廃村の根尾越波 

根尾越波の八幡神社は地図で調べると根尾で最後の神社で先週に折越林道で工事で時間通行止めであと少しで来れなくかったのでこの神社と村を見る事が出来て嬉しかった


夏の間だけ畑をしている人や大工さんが家を直していましたので思ったほど寒村ではなかったのですが冬は一人もいなくなるのでしょうね



◆猫峠林道
 ネットで何度も見ている猫峠林道の入り口の碑です。
写真で見ているところを実際に来てみると感慨深いですね。

猫峠は一気の激坂で登れるだろうかと思うほどの急坂ですが走ってみると距離が無いので何とかいけました。
まだ足に十分余裕があります。



◆猫峠
 猫峠林道の峠はお地蔵様もないので何処が峠とはっきりはしませんが、この地点が登り切りの頂点で、これからは下り・・・・
それとこの地点に林道開通の古い木碑が建柱してあってので峠に間違いありません。

困ったのは熊注意の看板が頻繁に立っていることです。
車もほとんどと言うより全く通りませんし人っ子一人いない深い山です。



◆猫峠と国道157号線出合
猫峠林道を一気に下りてきて呆気ないほどで国道157号線に出ました。
長い距離を走っての国道157号線です。
先日の走りではせめてここまで来たかったのですが・・・でも来れたことで満足です。

折越林道からはずっと曇っていて寒ささえ感じ・・・
ここで農作業の老夫婦に写真をお願いして話をしましたが能郷白山はおそらく雨で温見峠に行くことを強く反対されました。
地元の山に住む人の意見は確かだと思いこの時点で温見峠を今回もあきらめました。



◆根尾黒津のゲート
農作業の男性は・・・
「猫峠を戻るよりは国道157号線を30分も下れば通行止めのゲートに出るから、それを鋭角に曲がって進むと猫峠の折越林道からの交差点に出るから是非そちらを行きなさい」とアドバイスをくれました。

温見峠方面の空は真っ黒で今にも雨が降りそうです・・・
今日の天気は快晴の予報でしたが福井との境の山の天気は分かりませんね。

ゲードに出ました・・・これもネットで見慣れたゲートでここが根尾黒津でした。
是非来たかった根尾黒津です。



◆酷道157号線大崩落箇所
この時点で時間は朝の9時前でしたが天気が悪そうで、このまま折越林道方面に戻るのが当然でしょうが、あの地点の事が頭をよぎりました。

ゲートを超えてしまいました!!

15分も走ると去年に諦めた大崩落個所の先の工事現場の箱番の大きな事務所がありました。
サンバートラックの工事車両が二台あったのですが休工でAバリの簡易ゲートだけで人は誰もいません。



◆念願の達成
 とうとう念願の酷道157号線の「落ちたら死ぬ」区間を走破しました。
大崩落個所は法枠とモルタル吹付の工事は終わっていて後はポケット式ロックネット工事を残すだけになっていました。
現場の道路は路肩は崩れたままで道も簡易モルタルを敷いただけの未舗装ですがCAAD9を押して歩いて渡りましたが、やっぱりCAAD9に乗って通過するべきと戻ってCAAD9に乗って念願を達成しました。
根尾川は大雨の後で水量が怖いほどです。



◆酷道157号線の真髄を走破
King of 酷道の157号線のハイライトは間違いなく温見峠ではなく根尾能郷から距離にして5キロほどの「落ちたら死ぬ区間」とこれからも続くと思われる大崩落個所を挟んでの通行止め区間でしょう。

自動車やオートバイではゲートの横を抜けることは無理でしょうから当分は歩いてか自転車でないと酷道157号線は無理です。

達成感一杯の今回の走りです。



◆温見峠はまだ続く
 酷道157号線のハイライト区間の走破は達成しましたが、ここまで来て温見峠を超えてないのが気になって仕方ないです。
空は青空が出てきました・・・
ここで根尾能郷にこのまま戻ってしまって後から悔やまないか自問です・・・
悔やむに決まっています!!
引き返しました(^-^o)

当然のごとく続いて・・・
温見峠に行きました・・・

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