温見峠 (その2) 2010年7月18日   
◆アホは戻る (^-^o)
 去年は梅雨明けが有って無いような年で少しは暑さも我慢できたが今年の夏は男性的というか梅雨明けが早いし梅雨明け後が灼熱の暑さで嬉しくない(`_´o)

ニュースでも多治見や岐阜市や揖斐川町が日本一の暑さを毎日競い合ってる・・・
美濃は糞暑い(`_´o)
それも尋常でない暑さ・・・

って事で前回の続きで酷道157号線「落ちたら死ぬ」区間は達成したが空は青空がのぞき始めてきたので、ここで帰ったら絶対に悔むと思い温見峠を目指して根尾黒津のゲートまで戻ってきました(^-^o)←アホ



◆根尾黒津
 根尾黒津は自分の思っている根尾とは全く違った山深い夏の時期にしか農作業の人がいるだけの廃村間近の村でしたが意外に朽ちてなく生活の匂いが漂っていました。
ネットで根尾黒津の村の写真を見たことが無かったので実際に来てみる思ったほど寂しい村でなく明るささえ感じました。

がっ・・・ 根尾大河原は人の気配が全く感じられず根尾黒津が美濃側の最後の集落だと思います

時間もまだ十分あるので根尾黒津の村を撮影してから先ほど来た道を猫出会い目指して、さらに温見峠を目指して戻ります



◆売り切れた足に激坂 (-_-;
 折越林道と猫峠は大丈夫だったが猫峠から根尾黒津まで行ってしまってから戻っての温見峠を目指したので根尾大河原を過ぎて温見峠の手前約1キロ付近で足が売り切れて完全に両脚が攣ってしまって高齢の・・・
違った・・・いや違ってない・・・恒例の立ちゴケ・・・ (-_-;

この先は温見峠だと何度も思わせる景色の連続で、そのたびにまだ長い先が続く連続に十分に痛めつけられました (-_-;



◆ついに温見峠
 押したり乗ったりでなんとか温見峠にヘロヘロで辿り着いた・・・

おっ!! 何度も写真に見た温見峠の光景が目の前にある嬉しさで攣った足の痛さも忘れて感慨に・・・・

長年の夢だった温見峠・・・
って本当はロードを初めてからの憧れでの温見峠なんね(^-^o)



◆信じられんわ・・・
 嬉しさに浸って温見峠を満喫したので、さあ帰ろうとした時に若い女性が車から降りて道を横切ったので避けた時に何か白い金属を踏んだ・・・・

後輪からプシューって音が・・・・

(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
目の前が真っ暗になり頭の中は真っ白になり・・・・
温見峠で、さあ帰ろうという時にパンクなんて信じられん(゜∀゜o)

パンクには運がよくサイクリング中にパンクに遭遇した事は一度も無かったのが、よりによって温見峠のそれも岐阜県側の10mも行ってない所でパンクだなんて・・・

糞女!!(-_- +




◆気が動転して冷静に・・
 さすがに場所が場所だけにブログネタに写真を撮影する気にも起こりませんでした・・・

それよりも まずパンクを修理する事で頭が一杯で・・・
タイヤを外してチューブを抜いてツール缶から新品のチューブを出して・・・
チューブをタイヤに填めて・・・

あかんわ!!!(-_-;

完全に頭が真っ白で写真を撮影なんて事も思い浮かばず・・・

って事で今日、パンクを修理する前の温見峠から帰ってきた状態のタイヤの様子なんですが、自転車をやっている人なら写真を見ただけで頭の中がが真っ白になったか分かるでしょう・・・

バルブが40mmのタイプでホィールから出が殆ど無い・・・(-_-;

チューブを填めて、それが分かった瞬間に空気がうまく入るだろうかと眩暈がしました

     帰ってからバルブ状態を撮影



◆Co2インフレーター
 CO2インフレーターを持ってきたのですが上手くエアーが入るでしょうか??
恐る恐る一本目を入れてみたら・・・
失敗 (-_-; (-_-; (-_-;
案の定 バルブが短すぎてインフレーターに届かない・・・

もう頭の中は真っ白・・・

CO2タンクはあと一本しかない (-_-;
絶対に失敗は許されない・・・
失敗したらCAAD9は温見峠に放置して登山者にお願いして根尾樽見まで乗せてもらうしかない

写真なんて撮影する気もおきなんだわ

って事で細心の注意でもう一本のタンクを装填して注入!!!
上手くいった!!

って思ったら途中でCO2が漏れてタイヤには半分も入ってない (-_-; (-_-; (-_-;
タイヤを指で押してみたら・・・

死んだ・・・ エアなんて入ってないのも同然だがね (-_-; (-_-; (-_-;

でもママチャリでペタペタのタイヤで結構走ったことがあるので段差の所は降りれば何とかならないかしら・・・
多分走り出して直ぐにパンクするだろう・・・ するに決まっている・・・

でも帰らないと・・・ 根尾樽見まで戻れば樽見鉄道で自宅に帰れる
根尾樽見まで温見峠から「落ちたら死ぬ」区間を最悪でも押し歩きで戻れば猫峠や折越林道を戻るよりも時間は半分ぐらいで済む・・・時間はまだ十分にある



◆何度もの根尾黒津ゲート
って事でヘルメットのアゴ紐を絞めるのも忘れて温見峠を下ります

洗い越や路面の悪い所は降りてCAAD9を担いで・・・
乗っている時間と歩いてる時間が同じ位でしたが仕方ない・・・
カーブではエアが少ないのでタイヤが捩れるのが分かります
石を踏んだ時にガンって衝撃で・・・もう駄目だ!!って感じますが意外にパンクはしませんでした

洗い越で大人のマムシが涼をとって涼んでいるので刺激しないように脇を通らせてもらって・・・
写真を撮れば良かったが、それどころでなくマムシは怖くないが無事に根尾能郷まで戻れるか・・・そればっかり気を使っていて・・・
今日は何度根尾黒津のゲートを超えた事やら(´∀`o)



◆「落ちたら死ぬ区間」
 大崩落個所も過ぎ・・・
大崩落個所の写真を再度載せようと思いましたが少しくどい気がして「落ちたら死ぬ区間」の最狭区間で離合負荷の区間の写真のほうが珍しいかなって思って・・・

ここまで来ると余裕も出てきて再パンクしても根尾能郷まで何とか歩いてCAAD9を押せるって自信も出てきました(^-^o)



◆根尾能郷までもう少し
あのロックシェルター・・・
まだ倉見峠は先ですが先が見えてきた感じです

ここから根尾能郷までは3キロほどでしょうか
もう少しです・・・

タイヤがカーブで空気圧が少ないので捻じれるのが分かりますし石に乗り上げるとリムを打つのが分かります
リム打ちが怖いのでスピードを落として慎重に走りますが石が大杉でどうしてもリムを打ちます



◆根尾能郷に戻る
 戻ってきました!!!
タイヤはパンクせずに乗ったり押したり担いだりで時間がかかったが暗くなるずっと前に根尾能郷に戻ってきました

よくパンクをせずに温見峠から悪路を戻ってこれたと感慨にふけります

ここまで来たらパンクしても根尾能郷の民家にCAAD9を預けてバスで根尾樽見まで戻るのも簡単です



◆やれやれ・・・
根尾能郷の通行止めのゲートに帰ってきました
勝負に勝ちました (^-^o)
明るいうちに戻れて良かった
クリートは新品でしたがボロボロ・・・でも帰れた

今回の温見峠の走りのためにクリートを新品に変えてきて大正解でした。
新しいクリートはボロボロですが最後まで歩きに耐えてクリートの役目も全うしてくれました。
有名な「落ちたら死ぬ」看板はカーブミラーの下に小さく写っています
幸い自宅まで無事に帰れました

温見峠の記事は完了です(^-^o)

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