2008年 4月12日  中観音堂
今朝は中観音堂に行く事に決めていました
円空仏に会いに行くもの目的ですが遠藤さんに久しく会ってないので今日は会えそうな予感がしていたので早めにパントで出かけました

日曜は昼から雨の予報ですから絶対に今日行かないと・・・
中観音堂は岐阜羽島インターから車で10分もかからない静かな田園の中にあり円空仏が無料で拝観でき円空仏の多さでも県内随一でしょう。
更に驚くのは円空仏を何も遮るものもなく拝観できるのは中観音堂だけでしょうね


 長良川は伊吹からの強い西風でしたが肌に心地よい風で一気に新幹線が長良川に架かる橋に出ました

この橋には三洋電機のソーラーが有りますから新幹線を使う人にはすぐどこか分かると思います
この橋を渡って羽島市に入ります
羽島市はまだ美濃の地域です。

このHPはブログから記事を移行していますがブログで書いたときは三洋電気はまだパナソニックと合併してませんでしたが一昨日には正式に三洋の名前が無くなりました、


 中観音堂に着くと団体客がバスで来ていまして今日は失敗の日だったかなぁと思いましたが遠藤さんに会えなくても円空仏にお会いして引き上げようと思いました
団体の知りに付いてお堂に入ってみたら遠藤さんが団体に円空上人を説明されていました

隅っこで話を聞いていたら遠藤さんと目が合って・・・
「おっ!! 来たな!!」と目で笑って合図をされていました

団体は鈴鹿市から来たそうで鈴鹿市長が一緒に見えたそうですが誰が市長か気にもしてなかったので分かりませんでした
羽島市長も鈴鹿市長を迎えに一緒にいたそうですが、これも誰か知らないので気にもならずです(´∀`o)


 団体が帰ってから遠藤さんに
「遠藤さん 写真写して良いですか??」
「ありがとう 久しぶりですね」
「何度も来てるんですが遠藤さんにお会いするのは鬼子母神様にお会いするくらいに難しいですね」(^-^o)
「いつもいるんですがなかなかお目にかかれなかったですね」
「今日は自転車ですか??」
「そうなんです 長良川の風が強かったです」
「ワシも昨日走ったが風でよろけそうになりますね」
「遠藤さん 相変わらずハーレーに乗っています??」
「昨日もハーレーでしたよ」
遠藤さんはボランティアで中観音堂の円空物の説明をされていて円空仏の知識には驚くものがあります
円空上人と円空仏をを真摯に研究されています


「今日は時間があるんでしょう」と遠藤さんが・・
「昼までに帰れば良いのですから少しは・・」
「お茶を飲んでゆっくりしてゆきなさいよ」
「ありがとうございます」
という訳でお茶とお供えのお菓子を頂いて談話を楽しみました
団体客も帰り馴染みの人が何人も見えて仲間に入れて頂きました
馴染みの人に小林さんという円空仏を趣味で彫って見える方が来ていました・・・
小林さんは日曜のたびに中観音堂で円空仏を拝観して円空仏を真似としてでなく小林さんの彫り物として製作されています


 2年ぶりにお会いした遠藤さんは相変わらずエネルギッシュでした
ボランティアで中観音堂の管理とお客さんに円空上人や円空仏の説明をされているんです
中観音堂にはあと少しの地域のご老人がボランティアで管理されています
遠藤さんの知識は独学だそうです
円空仏をこれほど間近で、それも荒仕上げの円空仏でなく仕上がりまでされた円空仏が見れるのは此処しかないと断言出来ます
無料なんですよ
「お賽銭を気持ちだけ入れれば良いんですよ」と遠藤さん・・・・
もし気に入られたらお茶も頂けます
今日は新しい円空仏の本が出来たそうなので一冊買ってきました
遠藤さんが・・
「最後のページの円空仏を覚えてるでしょう??」
「はい しっかり覚えていますよ」
なんの事かは秘密です(´∀`o)


中観音堂の円空仏で一番にお目にかかることの少ないのが写真の「鬼子母神」です
中観音堂の円空仏は各地の展示会などに出張されることが多く全ての円空仏にお会いできることの方が稀です

「出張される」・・・は遠藤さんや他の管理人さんが言われる言葉で円空仏がまるで生きている仏様のように思われています

ご出張される円空仏の一番は「鬼子母神」次に「不道明」その次は「聖徳太子」が多いです
さすがご本尊の「十一面観音」はその大きさで中観音堂の正座に鎮座しておられます

 中観音堂の円空仏は全て写真に撮影してありますから機会があったらHPの方にアップしたいと思います
中観音堂の円空仏は全て撮影はOKです
撮影禁止のお寺が殆どなのに、ここは間近で撮影しても何も言われないですよ
撮影禁止にならないようにマナーを守って撮影してくださいね

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