オレッチは健脚じゃないのか ! !
みんな、けっこう自分は健脚だと思っているよね。
オレッチなんかもろ自信の塊だったわ。
というのはオレッチ一番調子よかったとき新穂高から雲ノ平まで1日で上がったこともあるんよ。
あっ ! ! !でも鷲羽岳は登らず黒部源流からのコースよ。
それとか奥穂〜西穂間もわりかし早く縦走してるつもりだったんよ。
ほんでもオレッチ自信なくしたわ。
オレッチが笠ヶ岳登った時の事よ。この時はN氏と登ったのんよ。
オレッチ彼とはいつも競争のようになるんよ。
二人ともなかなか休もうと言い出さないから大抵コースタイムは軽く割るよ。
新穂高から笠新道の入り口まで、かなり距離があるよね。
オレッチら団体の婆さんや爺さんをどんどんやり過ごして笠新道登ったのよ。
あの道は登った人なら分かると思うけどかなりハードな登りなんよ。
ほれでもオレッチら誰にも追い越されなかったんよ。
でも途中で60前の爺に追い越されたんよ。オッサンはディバックの軽装備だったわ。
オレッチら抜かれてもすぐ追い抜き返せるつもりでいたけど、オッサンに全然追いつけないんよ。
ほんでオレッチらオッサンのこと忘れて登っていたんよ。
杓子平を通り抜戸岳への登りを汗流してオレッチら登ったのよ。
もうオレッチら完全にオッサンの事忘れてたんよ。
ほんで抜戸岩を抜けて子笠に向かっていたら、オレッチら目が点になったわ。
なんとオッサンがヒョイヒョイと軽い足取りで、笠から降りてくるがね。
オレッチらオッサンに聞いたんよ・・・
「頂上行って来られましたか??」
オレッチらオッサンの返事を聞いて立ちすくんだわ。
オッサン軽くこういったんよ。
「頂上登ってきて、小屋でラーメン食べてきたわ」
オレッチらぶっ倒れそうになったわ。
だってオレッチらまだ笠の小屋まで20分位かかる所なんよ。ほんでオレッチがオッサンに聞いたんよ
「笠新道降りられるんですね。」 オッサンの返事にオレッチら又唖然よ。オッサン軽くこういうのよ。
「弓折岳から鏡平を通って新穂高に降りるわ」
オレッチらガガ〜ンだわ。だだだって、大ノマ乗越を超えて行くんでしょう。後どれくらい掛かるのよ。
ちなみにこの時確か13時だったわ。
確かにおりれん時間ではないけど、オレッチは自信ないわ。
オレッチらオッサンに言ったンよ・・・
「お気をつけて ! !」
オッサンはオレッチらに・・・
「アンちゃんらも気をつけてな。まっ ! ! ゆっくりだで良いか」
負けた ! ! !
オレッチN氏に言ったんよ。「あんな空荷だったらオレッチでも出来るわ」
N氏いわく「俺らでは無理だぜ!!」
オレッチも本当はそう思ったんよ。
普通ならこれでこの話し終わりだよね。しかしこの程度ならトホホ登山にならんわ。 (^-^o)
オレッチみんなに信じてもらえんと思うけど、それから子笠過ぎてから又別の今日はじめての、これも60近い別のオッサンが降りてきたんよ。
オレッチら又挨拶したんよ・・・
「今日は笠からですか ? ?」
オッサンいわく・・・
「いいや、朝は新穂高からやわ。一人元気なおじいさんに抜かれたけど ! !」
オレッチらマタマタ唖然だわ。
もうオレッチら新穂高に降りるんですかなんて聞かなんだわ。
オレッチ「健脚ですね」これしか言えなんだわ。
このオッサン軽く「新穂高から槍まで1日だよ」と言ったんよ。
オレッチ「そうですね1日なら楽に上がれますね」
そしたらオッサンどう言ったと思う ? ?
「なに言ってるのアンちゃん、1日で登って降りての往復だわ ! !」
げげげっっっ!!! あかんわ、オレッチら全然負けとるわ。
オレッチら健脚じゃないわ (-_-;
う〜〜ん ! ! 中高年どころか高年者を馬鹿にしたらあかん。オレッチらのほうが情けないわ (-_-;
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