トホホ登山

                                       by:マサヒ

こんな状態で普通、西穂高〜奥穂高を行くか?? (-_-;

 忘れもしない1998年8月10日と言うほど大げさではないんだけど・・・・ 
このパターンの出だしが多いな(^-^o)  
オレッチは西穂高〜奥穂高間を最短で何時間で行けるか挑戦したれと思って行った時の事なんよ。
暇な人は読んで頂戴。暇でない人も読んで頂戴ね(^-^o)  
でも、この年は上高地を震源とする群発地震で登山者に注意の呼びかけがあったんよ。
オレツチは前日に新穂高について車の中で寝たんよ。
ほんでも夜中地震で3回以上揺れがあって目がさめたんよ。
普通の人間ならこのコースを行くのは止めるわなァ。こんな地震の多い時に!!!!
さて、朝、目がさめて、オレッチ荷物の確認したら、なななんと、レインスーツ忘れとるがねぇ。
レインスーツ無しで普通の人間はこのコース行く???? 
山屋でレインスーツと水筒を忘れたら恥なんよ。 
ほんでもオレッチは考えたんよ。
西穂高口駅の売店なら山だからレインスーツは売っているにきまってると。
そしてオレッチロープウェイ乗り場に行ったら、ガガーンだわ。
こここんなに人が多いの!!!! いっくら夏休みでも5時にこんなに並んでいるの!!!!  
オレッチここで少し悩んだんよ。
こんなに並んだらいつロープウェイに乗れるか???? それに皆さん地震は怖くないの?? 
普通の人間ならここで諦めるわなァ。
何せオレッチが行こうとしてるコースはコース時間がかなりかかるから。
普通の人は朝早く西穂山荘から出立するんよ。
オレッチは「まっ!!西穂口についてから考えればいいわ」と思ったんよ。 
安直な性格で人生かなり遠回りしたな(^-^o)
ロープウェイには何とか3台目で乗れ、うきうきしてたらオレッチの後ろでCBCラジオが中継をしてるがね。
と言うより録音してるがね。登山者にマイクを向けて話をしてる。
マイクを向けられた人は打ち合わせがしてあって何度も同じことを話していたわ。
槍や笠に説明をしてたわ。 西穂からの岩稜を「あそこを上る人は山のベテランです」って言ってた。
「ちょっと!!そのベテランのオレッチに話しかけて!!!!」 
慎み深いオレッチは心の中で叫んだけど無視された(-_-;
 って言ってもレインスーツを忘れてるからね(^-^o)
と言うわけで、西穂口駅の売店でレインスーツ探したら、オレッチ又又ガガーンだわ。
レインスーツは無い!!! あるのはビニールポンチョのみ!!!
ここでオレッチは又又考えたんよ。
「今日はこんなに快晴だ。天気が1日持ちそうだ。多分雨ふらへんわ。念の為このポンチョ買うか」と言うわけでポンチョ買って西穂高山荘を目指したんよ。
これって結構夏でも危ないパターンなんよ。(^-^o) 
だいたい夏でも披露凍死なんてのはあるからね。あのコースは入ったら避難小屋がないから。
   
新穂高のロープウェイ乗り場を5時半に出て樹林帯をのんびり歩いて西穂山荘を眺めながら大汗をかいて夏の登山は暑くて辛いなと思ったわ(^-^o)
ほんで西穂山荘には7時に着いたんよ。わりかし順調に西穂山荘に着いたな。 
そこで暑かったから、オレッチ考え無しにビール飲んじゃったんよ。
小屋の自販機で喉を潤すためにビールを買って飲みながら山並みを観賞しながら良い気分(^-^o)
  っで!!! 
飲んでからオレッチ大変な事したんじゃないかなと不安になったんよ。
なんせあのコース前にも通っているけど危ない!!! 
飲酒運転で大丈夫かしら。
普通の人間ならまず酒飲んで行かんわなァ!!! 
そこで、オレッチ考えたんよ。
「こんなに暑いんだ。西穂までで酔い冷めるだろう。上手く行けば独標までに正気になるだろう」(^-^o)
ほんでオレツチ、テクテク西穂山荘後にしたんよ。
この時点で8時ちょうど。いい時間なんよ。
 
それから独標越えて西穂までは散歩気分。快晴の登山は気持ちがいいわ。
酔いも醒めたわ(^-^o) 
西穂に着いてについて一息よ。
さすがそれから先に行くのは誰もおらなんだわ。 
オレツチが歩き始めると・・・
後ろで「あの人、一人で、奥穂に行くのかしら????」って言うおばさんグループの声。
要らんお世話だわ(^-^o) 
  
ここまでが「こんな状態で西穂〜奥穂間を行くか??」 なんよ。
これから先はあまり面白くないしコース時間の自慢になるだけだからはしょるわ。
ジャンの頂上も登って奥穂高には13時半ちようどに着いたわ。
途中危ない人がいたから間ノ岳からジャンまで誘導したったわ。これでかなり時間が遅れた。
学生二人がオレッチの後を付いて来て、親子連れの二人も、オレッチの後に続きミニパーティのリーダーになってしまったわ。
ほんでも仕方ないと思ったんよ。
なんせこのコースでは、死んだ人も結構いる危険なコースだから。
オレツチ最短時間の記録諦めたわ。
ジャンでオレッチだけ先に行き奥穂で一休みしてると学生達が遅れて来てハイタッチ!!!
 ミニグループになった人たちも遅れて来て、奥穂でみんなにお礼言われて、奥穂高山荘に着いたのは3時半ちようど。
普通の人なら12時間以上懸かるコースを、人を誘導しながら西穂山荘から奥穂山荘まで7時間半なら早いほうか!!! 
この時の写真がこのHPに載っている写真なんよ。
本当は一眼レフ持っていきたかったけど馬鹿チョンよ。やっぱり一眼を持って来れば良かったかな???
ここではこの程度のカメラでないと無理かなと思ったけどそうではなかったわ。
それと地震はどうなったのかしら??
 
あくる日は雨!!!
白出沢を濡れながらポンチョで降りたけど寒くて辛かったわ!!! (-_-;
この年の地震はかなりの被害を出したんよ。
新穂高の右俣林道はかなりの部分が崩れた。
奥穂〜西穂間も崩れたところがあったんよ。
 
地震のときは自信を持たずにね(^-^o)


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