柏原宿から高宮宿 1 2010年12月27日   
中山道の近江
 中山道の近江も昔の街道のイメージが保存されている素敵な土地です
でも京都に近い近江の中山道よりも美濃に近い中山道の方が自分には馴染みも多く昔の街道のイメージも沢山残っていると思っています・・・・

そんな美濃に近い近江の中山道が大好きです




◆伊吹山
 伊吹は先日の雪で白くなっていますが美濃側から見るよりも近江側の方が意外に白くないです。

伊吹は美濃側から眺めると単独峰には見えず連峰のようなとても素晴らしい姿ですが関ケ原付近になると伊吹を横に見るために無残な姿の単独峰になります。
登山が好きなのですが伊吹は登ったことが無いのです。
家族でドライブならあるのですが・・・
何時かは春日村から伊吹に登ってみたいと思います。

でも柏原宿から見る白い伊吹はとても素晴らしくセメント採掘やスキー場で痛めつけられた姿が多少は和らぎ美しい姿を見せてくれます。
伊吹の近江側からの美しい撮影ポイントは三島池が有名ですが自分は柏原宿の外れの山間からJRが通って伊吹が端正な姿を見せる、この写真のポイントが一番に素敵だと思います。

場所は教えません(笑)
中山道沿いではないので、なかなかこの場所に来ることは難しいでしょうが写真好きな人はぜひこのポイントで伊吹を撮影してください。



◆醒ヶ井宿
 西美濃に住んでいると美濃から近江や京都や越前に向かう時は国道21号線を通るので柏原宿や醒ヶ井宿は全く通らないので醒ヶ井はまだしも柏原に宿場町が有って昔の街道の面影が有ることを知らない人が多くいると思います。

自分もミニベロで中山道を走って初めて柏原宿の良さを知りました。

醒ヶ井は子供の時に父親に連れられての養鱒所で釣りをして鱒の焼いたのを食べた記憶ぐらいです。
ミニベロやCAAD9で醒ヶ井宿に何度も行くようになって地蔵川の美しさやハリヨを見て醒ヶ井宿の良さを知って近江は琵琶湖しか無いつまらない土地だと思い込んでいた自分が無知だったと分かりました。




◆日本武尊に所縁の地
 醒ヶ井宿は日本武尊に所縁の土地でもあります
古事記を読むと日本武尊が伊吹山から醒ヶ井に行き杖突坂を通って南濃町から大和に帰る途中で息を引き取る物語が有ります
尊の神話は美濃に縁のある土地ばかりです

尊が伊服岐の神が姿を変えた猪に言わずにいればよい事を喋ってしまって傷を負ってその傷を癒した醒ヶ井の「居醒の清水」。

居醒の清水は実際に醒ヶ井宿で湧いて、その湧水が地蔵川になって水は生活排水が入らない様になっていて地蔵川の水は飲めるそうです。

中山道は地蔵川沿いに通っていて醒ヶ井宿は国道から隠れたように有ります。




◆近江の国
 古事記に興味を持って読もうと本を買っても難解で内容がサッパリ分かりませんでした。
挫折の繰り返しの古事記でしたが古事記が分かるようになったのは友人のカモリンさんに漫画の古事記を頂いてからでした。
漫画といっても、かなりの内容で古事記についての初歩的な知識が分かったので後は古事記を読んでも内容が分かるようになりました。
日本の神話や十一面観音などの仏像や仏教的な事の興味はYAMADAさんに誘われてロードをするようになって近江の湖西や湖北に興味を持ってからの短い期間ですが湖北など近江の国が凄く好きになってしまいました。
華やかさよりも寂しさを感じる京に近い文化の近江の国が好きです。

話は中山道から、かなり逸れてしまいました・・・

写真も中山道らしい写真ではなく醒ヶ井宿の地蔵川で正月前の野菜や榊水に浸けている写真と新聞紙にくるまれた花の写真とお気に入りの近江側からの伊吹山の写真で中山道のイメージの写真が全くありません

柏原宿から高宮宿までを歩いた中山道の最初としては不味いかもしれませんがご勘弁を・・・

という事で次は中山道の歩きの詳細です・・・続く

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