木曽福島宿から上松宿宿 2 2010年8月22日   
現代の中山道最大の難所
 江戸時代には
  木曽のかけはし 太田の渡し 碓氷峠がなくばよい・・・と歌われた中山道三大難所・・・

 現代なら「木曽のかけはし」は国道19号線で南側の路側を歩けば良いし「太田の渡し」は旧国道21号線の太田橋に立派な歩道が設置されているし・・・
碓氷峠は・・・今も昔も歩きは同じなので仕方がないが時期を間違えなければ命を落とすことは無いでしょう・・・
熊に遭ったり大酒を飲んで酔っ払って崖から落ちない限り(´∀`o)

現代の中山道の最大の難所は間違いなく木曽福島から上松への手前の歩道が無い距離にして700m位の区間でしょう。

 中山道歩きを始めてから中山道の難所を先に歩いてしまいたい欲求は誰でも当然に出ますよね

って事でネットで中山道の難所を調べてみると・・・
現代なら国道19号線の上松トンネルから おおよそ700m程木曽福島方面に向かった歩道が途切れて無くなっている区間でしょう

自分が中山道歩きの参考にしている信濃毎日新聞発行の「中山道69次を歩く」でも「国道に歩道が無い要注意、対岸には自然歩道がある」とあります

ネットでシマムーさんのブログ「街道の行く先へ」で車の途切れた瞬間を狙ってダッシュして危険地帯を撮影している迫力ある写真が掲載されています(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

って事で今回の中山道歩きのハイライトは鳥居峠でなく国道19号の笹沢付近の歩行者を無視した国土交通省の・・・この頃の国道を改修したのは建設省の時代でしょうが・・・危険極まりない「強者優先 弱者無視」の立派な日本が諸外国に誇りを持って紹介できる道路施策の一端を歩く事です(´∀`o)

ってか・・・よくぞ国土交通省はこれほど危険な歩道なしの区間を残してくれたと感謝しています(´∀`o)
この区間が無ければ中山道に難所なしの女子供や年寄りの娯楽になってしまいます
って言ってもバギーカーで歩いた強者もいるしね(;´Д`)

 仕事で15年ほど前に何度もこの区間は車で走っていますが工事箇所が多くカーブも多い危険な所とは認識していましたが所詮は車の運転ですからね
当時は歩くなんて思ってもいませんでした・・・当たり前ですね

kenさんと・・・
「危険地帯は避けて対岸を歩くかどうしよう」・・・と相談しましたkenさんは
「やっぱり中山道を完歩してこその中山道歩きでしょう」
男です(´∀`o)

自分もこの区間を避けて歩くようなら男止めます!!(´∀`o)

ただ、工事で車道の中分工事の時に一番怖いのは当然ですが通行車両の飛込み・・・予知できませんからね
次はトラックのバックミラーが工事区間の中に出て頭にぶつかって大怪我かあの世行きの鬼籍に入る

 って事で歩道区間は突然亡くなって国道19号線は車道専用道路になりました(´∀`o)

自分が先に歩いてkenさんが後ろを歩きます
卑怯な自分は危険の少ない前方歩きです
って言うかブログネタ用に撮影してもらうために互いに入れ替わり撮影しました

意外に怖くなく車も自分たちを避けて行きます
大型車が来た時に撮影したかったのですが なかなかうまい具合にはいかないですね

歩道のない区間でも橋梁の上が白線部分が少なすぎて危ないですがそれでも知れたものです


 危険地帯を歩いてるはずなんですが全然危険を感じない・・・
これって歩行者だからの余裕でしょうか・・・もしロードでこの区間を走れって言われるとチョット躊躇してしまいます

ロードやシクロクロスでこの区間を走っている人を見ましたが走っていても怖いだろうなって思ってしまいます

歩道のない国道19号はまだまだ歩行者無視の状態が続きそうです・・・
木曽の桟から中津川のように鋼製張り出し歩道を付ければ良いのですが その気配も全く無です
国の予算が無いのと地方からの要求が無いのでしょうね

 って事で上松トンネルに近づいて現代の中山道の難所の「国道19号線 歩行者無視の強者優先 弱者無視」の区間は終わりです

JRのガード下を過ぎて写真で見えるトンネル手前で中山道は上松宿に向かって右に曲がります
この交差点も全く弱者無視で横断歩道さえありませんでした
記憶が間違ってなければ・・・間違ってない筈 (´∀`o)

いやぁ〜・・・ 中山道の危険地帯の短い区間を記事にするに引っ張りました引っ張りました
中山道を歩く人に何かの参考になれば幸いです(´∀`o)

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