ブンゲン 2013年6月8日   

◆藪漕ぎは気をつける
 月に一回はMTBで山をやりたいと思っても現実は難しいですね
ブンゲン 射能山と言われ岐阜県揖斐川町と滋賀県米原市にまたぎます
でも奥美濃の山の本でブンゲンは必ず紹介されていて完璧な奥美濃の山と思っています
MTBでやれそうかもしれないと思っていました
登山のサイトを見ると奥伊吹スキー場から若竹荘の横から登るルートとゲレンデから登るルートが有りますが若竹荘から登りました
若竹荘からの登山ルートは谷詰めの狭い登山道で最初の丸太橋で本当は右に曲がるのが案内板は不鮮明で見つけにくく谷詰めのルートのほうが踏み跡がハッキリしています
当然に谷詰めをしました
自分より先に二人の登山者がルートが分からずウロウロしていました
自分が先に行きましたがルートは無くなりコースを間違えました
二人にルートが違う旨を言ってビゴーレを置いてルートを探すと丸太橋のところでルート看板を見つけました
二人にルートを教えて自分よりも先に行ってもらいました
でも直ぐに自分が二人を抜いてしまい、その先は抜かれることなく二人の気配も感じませんでした
若竹荘からのルートはブナの素晴らしいルートですが急登 (-_- ;
MTBがなければ、どうって事ない山ですが初夏のような暑さに汗ビッショリでポカリの2Lで正解でした
難儀したのはブンゲンの手前の100m位の高さからの藪
根曲が竹の密集でMTBは完全に邪魔以外の何者でもありません
でも後少しで山頂と分かっているから、もう止め様もうやめ様と思いながら力任せにビゴーレを引き上げます
何度も引き上げて力任せに上げた時に耳の中に切った根曲がり竹が刺さりました
脳にまで刺さったような奥深いところに迄届いた感じがした
激痛が耳に・・・
シマッタ!! 
とんでもない事をしてしまった
耳に激痛で水が入ったように左耳がボーンと耳鳴り
耳から血が出てないか調べましたが血は出ていません
耳元で爪をすり合わせて小さな音の聞こえるのを確認しました
片足で立って平衡感覚が保てているか確認しました
耳鳴りはするが大事には至らなかったかと思うが・・・
それでも鼓膜が完全に破れたと思いました
今日は土曜日 医者は昼まで・・・
戻っても月曜まで辛抱するのか・・・
耳は左は完全に耳鳴り状態で激痛
悔やんでも悔やみきれませんがブンゲン山頂まで行って降りよう
ブンゲン山頂は直ぐでした
でも耳鳴りと耳の痛みでブンゲンをやった達成感なんてありません
左にスキー場のリフトが見えます
とりあえず記録の写真と花崗岩の石屑をザックに入れてリフト方面に向かいます
山頂からはライド率も高く耳の怪我が無ければ素敵なライド
山頂からの奥美濃の貝月山を初めとした眺望を楽しむ気もなりません
一目散にゲレンデのハウスまで降りてきました
ビゴーレを片付け指の攣りが有るので脱水で熱中症
ポカリを沢山飲んでスキー場を出ました
スキー場を出て下ってきた時に耳が気圧で鼓膜がポンと音がして普通に聞こえるようになりました
「あれ!!治った」
鼓膜は破れてない
でも標高が下がるたびに鼓膜がポンとして激痛が・・・
車をユックリ走らせて気圧が急に下がらないようにして伊吹の里で休んで気を取り直しました
垂井の盛家で中華を食べた 耳の痛み以外は普通に聞こえるからこそ
自宅に帰って自宅の近くの耳鼻科が幸いにも土曜の昼からも15時まで診察している
直ぐに耳鼻科に言ってドクターに事情を話して診察
内視鏡で見せてもらったら耳の皮膚が破れて鼓膜の際まで傷がある
ドクターが・・・
「鼓膜まで1mm!! ラッキーでしたね」
もう藪漕ぎの時はサングラスだけでなく耳栓も持って行く
耳に水を入れて消毒し皮膚も直接薬剤塗布
激痛!!
化膿止めの抗生物質を貰って一安心でした
大した事無いと分かってブンゲンをやった達成感が沸いてきました
やりたかったブンゲン
でも教訓も多かったブンゲンです



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